純粋な心を持ち続けたい

誰にでもある淡い思い出です。
学生時代の1人旅。電車で四国を一周したときの話。
高知から阿波池田へ向かう車中で出会った人たちとのお話です。
私の向かいに座っていたのは洒落た初老の男性。
そして発車間際に女性が飛び乗ってきました。
細い体でギターケースと大きなバッグを抱えて「あいてますか?」と。

向かい合わせで3人が一緒になったのです。
やがて男性が気軽に話しかけてきました。
私が「一人旅をしています」というと。
「大学生ですか?」と、そして
「どこの大学?」という問いに、「S大です」と答えると、
「本当かい。うちの息子と同じだよ」と驚いた様子。偶然の出会いでしたが、その後3人でとりとめもない話が続きました。

やがて男性は下車。私とギターの女性の2人きりになったのです。
いろいろ話をしているうちによくあることですが、私はその気さくな女性に惹かれていました。

女性は長崎出身で、高知のリハビリの学校を卒業しふるさとへ帰る途中とのこと。
もっと同じ時間を共有していたいと思いましたが、私は阿波池田で下車。別にあってないような予定だったのに、そこでお別れしました。

私も若かったのですね、家に戻った私はその女性がどうしても忘れられず、彼女が卒業したという学校に手紙を送りました。彼女のことを教えてくださいと、返事はあてにせず。

すると、なんと数日後、その学校から手紙がとどいたのです。しかも学長からです。
手紙にはまず、
その女性のことはよく知っているが君より年上。
君の気持ちもよくわかる。
しかし、こういうことはよくある話で冷静に考えればいずれ冷めていくものだ。
なにより君は大学生、今やらなければならないことがきっとあるはず。
そして、君の手紙の誤字脱字、もっと勉強しなさい。
と書かれておりました。自分の未熟さを思いしらされたものです。

さらに、
ほんとうはこういう手紙に返事は書かないものだが、君の住んでいる所(関東の某市)は、私が若いころよく釣りに行ったのでとても懐かしかったとのこと。
その他、若い私に対し数々の激励の言葉をいただいたのでした。

もう、20数年も前のこと、今もその学長からの手紙は大事にとってあります。
若いころのこういう話っていいですよね。私も昔は純粋でした。

これからもずっと純粋でいたい、と思うこのごろです。







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